スポーツ栄養士になるには資格が必要？
スポーツ選手やチームはもちろん、健康志向の人たちの生活をサポートする職業として、いまスポーツ栄養士に注目が集まっています。
スポーツ栄養士になるために学んできた専門知識・技術を仕事で活用することで、多くの人たちの健康やパフォーマンス向上を支援できるでしょう。
そんなスポーツ栄養士になるには、資格の取得が必要です。
資格取得がスポーツ栄養士になるための第一歩とも言えるため、計画的に取得までのスケジュールを考えておかなければならないでしょう。
そこでこちらでは、スポーツ栄養士になるために必須な資格と、仕事に活用できる便利な資格について紹介します。
スポーツ栄養士になるには、「栄養士」もしくは「管理栄養士」の資格が必要です。
栄養士や管理栄養士の資格を取得できるだけの知識・技術を取得してはじめて、スポーツ栄養士の仕事に就くことができます。
逆にどれだけスポーツ栄養学に詳しくても、栄養士や管理栄養士の資格がなければスポーツ栄養士として働くことは難しいです。
栄養学や公衆衛生学などの知識の有無は客観的に判断しづらいため、資格取得という明確な指標が重要視されます。
特に管理栄養士は国家資格のひとつであるため、取得することでその能力の高さをスムーズにアピールできるでしょう。
スポーツ栄養士を目指すのなら、まずは栄養士か管理栄養士の資格取得を目指して、勉強に励むことが必要です。
スポーツ栄養士に必要な資格を取得する方法
スポーツ栄養士に必要な栄養士・管理栄養士の資格を取得するには、大学や専門学校の栄養士科を卒業するのが一般的です。
大学や専門学校で所定のカリキュラムを履修し終えれば、卒業と同時に栄養士の資格を取得できます。
栄養士科の授業で学べる専門的な知識・技術を身につけることは、スポーツ栄養士に必要な過程となるでしょう。
管理栄養士の資格を取得するには、国家試験を受験して合格する必要があります。
受験資格には「栄養士の養成学校（大学や専門学校）の卒業」と「実務経験」が必要となるため、栄養士の資格取得後に改めて勉強して合格を目指す形になるでしょう。
栄養士科を持つ専門学校によっては、管理栄養士の受験対策をサポートしてくれるケースがあります。
例えば東京健康医療専門学校では、卒業生に対して「管理栄養士国家試験対策講座」を実施し、合格に向けたバックアップを行っています。
卒業後に改めて学校の指導を受けられるため、管理栄養士の国家試験に向けての充実した対策ができるでしょう。
大学や専門学校への進学は、資格取得だけでなくスポーツ栄養士の基礎を築く上で重要なポイントになります。
例えば大学や専門学校の栄養士科では、基礎栄養学、応用栄養学、臨床栄養学、スポーツ栄養学、栄養学演習、食品衛生学、公衆衛生学などを学ぶことが可能です。
スポーツ栄養士および栄養士・管理栄養士の仕事に欠かせないスキルを効率良く学べるため、必要な知識・技術を万全に備えた上で就職活動に臨めるでしょう。
スポーツ栄養士の仕事に役立つ資格
スポーツ栄養士になる際には、栄養士・管理栄養士以外にもさまざまな資格の取得が考えられます。
仕事におけるスキルアップはもちろん、就職・転職時のメリットにもなり得るため、スポーツ栄養士になるのなら積極的な資格取得がおすすめです。
以下からは、スポーツ栄養士に関連する資格について紹介します。
- 公認スポーツ栄養士
- 救急法救急員
- 健康運動実践指導者
- 障がい者スポーツ指導員
- 食育栄養インストラクター
- SAQインストラクター
- 公認ジュニアスポーツ指導員
- 公認スポーツリーダー
- スポーツフードアドバイザー
- スポーツ栄養プランナー
- アスリートフードマイスター
- スポーツフードスペシャリスト
- アスリート栄養食インストラクター
- スポーツスーパーフードマイスター
など
上記のような資格の取得を目指すことで、スポーツ栄養士としてさらにレベルアップを図れるでしょう。
いずれの資格もスポーツ栄養士の就職に必須ではありませんが、取得によって「積極的にスキルアップを目指せる人材である」「スポーツ栄養士に関する知識・技術を特別な観点から学んでいる」という評価を引き出せます。
それはスポーツ栄養士としての就職・転職時に有利に働くため、将来のことを考えて自分に合った資格取得を目指すのもおすすめです。
スポーツ栄養士の資格を取得する際の注意点
スポーツ栄養士に関する資格取得を目指す際には、目標を明確に絞ってから勉強を行うのがポイントです。
取得したい資格が決まっていないうちから勉強をはじめてしまうと、合格に必要な知識や技術が曖昧になってしまいます。
それは効率的な学習を妨げる結果となり、各資格の合格難易度を高めることにつながってしまうでしょう。
まずは自分の性質に合っている資格、もしくはいまの仕事に役立つ資格をピックアップして、明確な取得目標を設定します。
その上でテキストの購入や対策講座の受講などを行い、必要な知識・技術を身につけていくのがおすすめです。
どの資格を取得すればいいのか分からないといった場合には、各資格試験の運営等を行っている一般社団法人や協会のホームページを確認してみましょう。
ホームページでは資格取得によるメリットや実際に取得した人の声などをチェックできるため、自分に向いている資格かどうかの判断材料にできます。
まとめ
スポーツ栄養士になるには、栄養士・管理栄養士の資格が必要です。
いずれも専門学校で栄養学などを学び、卒業することで取得を目指せるため、まずは資格取得のための進学先をチェックしてみましょう。
将来的にスポーツ栄養士として働き続けるのなら、関連資格の取得もおすすめです。
スポーツ栄養士の仕事や転職に役立つ資格はたくさんあるため、この機会に目標とする資格を絞り込んでみてはいかがでしょうか。
専門学校などでは在学中に関連資格の取得を目指せるケースも多いため、資料請求や学校のホームページで取得できる資格の一覧を確認してみてください。